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これは便利!天気単元 要点のまとめ~天気の単元を復習できる一覧~

 こんにちは。頭文字(あたまもんじ)Dです。

 25年以上中学生に勉強を教えてきた経験があります。その経験をもとに「授業で習ったけど、いまいちわからなかった」人を「なるほど、そういうことだったのか」に変えるために記事を書いています。

 特に、「中学生がどのように間違えているのか」「間違えを直すにはどのようにすればよいのか」を中心に説明していきます。

 

 今日は、中学2年生理科の天気の単元のまとめを行います。

次のような人に特におすすめです。

・テスト前だけど、どこから勉強していいかわからない。

・冬休みの宿題がわからない

・高校入試の前にどうやって勉強したらいいかわからない

・そもそも天気の単元の、どこがわからないかもわからないくらいわからない

 

 また、今回はこれまでに書いた記事を検索しやすくする目的を兼ねています。

 だから、詳しい説明はここでは書いておらず、リンク先を示していますので、あらかじめご了承ください。

(1)天気は空気の流れと水の変化が8割!

 最初に、天気の単元は「空気の流れ」と「水の変化」がわかれば8割はできたも同然です。そして、天気の単元がわからない人には次のような特徴があります。

 天気なのになぜ水の話をしているの?

 高気圧と低気圧がわかったから、何がわかるの?

 要するに、今やっていることの意味が理解できていないのですね。言葉にしていなくても、このような人は多いと思います。

 

 そこでこのような話をしてみましょう。

・今の火星はどんな天気?

 どうでしょうか?わかりますか?

 私はわかります。

 

・火星は雲一つない晴天!風は全く吹いていません。

です。

 

 なぜかわかりますか?

 火星には雲ができない

からです。

 雲ができないから雨も降らない。もちろん、雪も降らない。

 空気がないから風も吹かない。

 だから1年中晴れの日が続くのです。(笑)

 

 この話から言えるのは、(おそらく)天気というものが存在するのは地球だけだということです。

 なぜ地球だけが雨や雪などの天気があるのかと言えば・・・もうお分かりですね。

水と空気があるから

なのです。

 

 水と空気が天気をつくっているので、天気の単元では「水の変化」と「空気の動き(風・気流)」について勉強していくのです。

 

 ちなみに、教科書には次のように書いてあります。

 「大気の層は、地球の大きさと比べると、とてもうすい。このうすい層のなかで、風がふき、雲ができ、雨が降るなどのさまざまな気象現象が起こっている。」(教育出版、P201)

 この説明が、先ほどの火星を例にして話したようなことが説明されているのですが・・・う~~~ん、わかりにくい。

 

(2)まずは、空気の流れから

 それでは、天気の単元のまとめをしていきます。

 (1)でも書いたように、天気は「空気の動き」と「水の変化」で薬8割くらいあると思ってください。「その他」が約2割です。

 それでは最初に、「空気の動き」をまとめていきましょう。

 最初に、風の吹き方について振り返っていきます。

 風の吹き方は「高気圧・低気圧」を知ることから始まります。高気圧・低気圧についてはこちらをご覧ください。

【中学理科 天気】意外と間違える!高気圧と低気圧

 高気圧・低気圧の見分け方がわかったら、「高気圧から低気圧に向かって空気が動く」ことを学習します。高気圧から低気圧への風の吹き方については、こちらをご覧ください。

高気圧と低気圧で、風の吹き方が分かる!

 

 風の吹き方の基本がわかったところで、応用編として温度差によって吹く風について理解を深めましょう。陸風・海風についてはこちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。

海風と陸風

 

 さらに、寒気団と暖気団の接するところで雨が降りやすくなります。このことについては、こちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。

前線は語呂合わせで覚えよう!

 

 日本付近の1年間の天気の特徴を知るには、日本付近にある3つの気団について理解することが必要です。

 日本付近の3つの気団については、こちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。

日本付近の3つの気団

 

 日本の1年間の天気の特徴については、こちらをご覧ください。

日本の四季の天気の特徴

 

 ここまでわかれば、空気の動きについては大丈夫かと思います。

 

(3)水の変化について振り返る

 水の変化については、まずはどのようなときに水滴ができるかを知ることから始まります。

 テストによく出る露点測定の実験については、こちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。

【中学理科 天気がわかる】天気の実験の定番!露点の測定~理科独特の表現に注意しよう~

 

 天気の単元で一番嫌いな人が多い「飽和水蒸気量の問題」。この問題を解くには湿度計算尺がすぐれています。湿度計算尺についてはこちらをご覧ください。

難問題が驚くほど簡単に!湿度計算尺

飽和水蒸気量と水蒸気の問題~実践編~


 

 また、湿度の計算については、こちらをご覧ください。

知ってると正答率が上がる!湿度の計算のポイント①~基本編~【中学校 理科 天気 湿度 得点UP】

知ってると正答率が上がる!湿度の計算のポイント②~発展編~【中学校 理科 天気 湿度 得点UP】


 

 天気の単元ではグラフを読み取ることも重要です。グラフに関する説明はこちらに書いてあるのでご覧ください。

飽和水蒸気量と水蒸気の問題~実践編②グラフの読み方~

 

 

 紹介が遅くなりましたが、「雲をつくる実験」もこの単元では重要です。「雲をつくる実験」および「雲のでき方」については、こちらに書いてあるのでご覧ください。

雲のでき方【中学校 理科 天気 よくわかる】


 

 

(4)最後にその他の内容について

 (2)(3)でほぼ8割の内容が終わりました。残りの内容は「気象観測」に関することと「グラフの読み取り」に関することです。

 「気象観測」のやり方については、こちらをご覧ください。

【中学理科 天気】こうすれば覚えられる天気記号!~ポイントは雲の量~

【中学校理科 天気】気象要素の測定~ポイントは乾湿計の使い方~


 

 「グラフの読み取り」については、こちらをご覧ください。

【超難問 解き方】天気のグラフの読み取り方~グラフ問題はチョー難しい!~


 

 

 以上で、天気の単元について終了となります。

 何度も書いていますが、この単元を苦手にしている人は多くいます。

 しかし、逆に言うと、成績を伸ばすチャンスでもあります。

 他の人が苦手にしているということは、ちょっとでも勉強すればぐんと順位を上げられるということです。

 がんばってください。

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