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【中学理科 天気】こうすれば覚えられる天気記号!~ポイントは雲の量~

 こんにちは。頭文字Dです。
 今日は、中学2年生理科「気象とその変化」から、天気の表し方について説明します。

 私は以前、次のように書きました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日常生活の感覚と、中学校で学習する内容はかけ離れている
(中略)
 日常生活で一番関心があることがこれくらいしか出ていないのであれば、どのようなことを学習するのでしょうか。
 それは
水の動きと空気の動き
なのです。はっきりいってこの2つが内容の8割くらいをしめています。
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 詳しくはこちらをご覧ください。

天気はなぜ難しいのか?

 今日からは水の動きと空気の動き以外の場所を学んでいきましょう。
 残りたったの2割です。

 残り2割のうちの半分以上は「気象測定」に関することです。
 天気を文字で書いていくのは大変だし、時間もかかるので、気軽に記録できる記号を考えたのです。
 今日は、その記号を覚えていきましょう。

(1)天気の表し方

 日本では天気は21種類に分けられています。
 ただし、中学生で学ぶのはそのうちの7~8種類だけです。残りは「霧雨」とか「雪強し」などといったように、振り方の程度も表しているので、中学生は基本的なことを覚えてほしいという考えのようです。

 なお、天気の記号はふつう、「○」が書いてあって、その中に天気の記号を、その周りに風の吹き方を書いていきます。

 それでは、さっそく覚えていきましょう。

 まず最初に3つの天気です。
 3つの天気は、「空から降ってくるものが全くない」ときのものです。
 最初に空全体を見まわして雲がほとんどない(0割~1割)とき、
天気は快晴
です。
 快晴は空にほとんど何もないので、○の中には何も書きません。下の図のようになります。

 続いては、快晴よりもちょっと雲が多い(2割~8割)かなというレベルの表し方です。
 このときの
天気は晴れ
です。
 2割~8割くらいといいましたが、感覚としての雲はだいたい半分くらいなので、「半分くらい雲があるよ」ということで、まっすぐな縦の線にしたようです。

 続いて、空全体のほとんど(9割~10割)が雲に覆われているとき、
天気はくもり
です。
 「ぐるっと首を回して見るくらい雲がある」ので、○を書くのだと思うと覚えやすいでしょう。

 「快晴」「晴れ」「くもり」を分けるポイントは、
雲の量
です。0~1、2~8、9~10の数字をきちんと覚えておきましょう。

 続いて、空から降ってくるものがあるときの天気です。
 それから水が降ってくるとき
天気は雨
です。(あたりまえですね。)
 雨の記号は

となります。
 天気の記号で、○を塗りつぶすのは「水滴」を意味します。
 ○をすべて塗りつぶすのは、空から大きな水滴が降ってくることを意味します。
 だから、雨なのです。

 では、水滴が小さくなるとどうでしょうか?
 こんな形になります。

 この記号は、小さい水滴が空気中を漂っていることを意味しています。
だから霧
です。
 天気の記号で塗りつぶすのは水滴の意味だと覚えておきましょう。

 さらに、空から雪が降ってきたとき
もちろん、天気は雪
です。
 記号は

です。雪の結晶を表しています。
 ポイントは先に横線を引いてから×を書くことです。
 縦線に×を書く間違えをする人が多いので、気をつけましょう。

 最後に
天気不明
の書き方です。
 このような記号です。

 見てのとおり、○の中に×を書きます。
 「天気不明って何?得体のしれないものが降ってくるの?」
と考える人がいるのですが、そんなわけないですからね(笑)。

 「天気不明」っていうのは、通信の不具合などによってデータが送られてこなかった時などに使われる記号です。
 天気のデータをとる場所に、人がいるとは限りません。海上に機会が置いてあって、そこからのデータを取ったりするのですが、電波状態が悪いと送られてこない。
 そういう時に、「天気不明」と記入するのです。

(2)風向の表し方

 続いて、風向の表し方を説明します。
 まず、風向は16方位で表します。
 16方位は覚えていますか?
 覚えていない人のために説明します。わかっている人は飛ばしてかまいませんからね。

 まず、4方位です。北が上です。南は下。右手側が東で、左手が西になります。
 次に、8方位です。
 北と東の間が「北東」、南と西の間が「南西」というように、南北方向を先に書きます。

 最後に、16方位です。
 北東よりも北寄りが「北北東(ほくほくとう)」、南西よりも西寄りが「西南西(せいなんせい)」というように、8方位の前にどちらに近いのかを書いていきます。
 図で書くと次のようになります。

 1つずつ覚えるよりも、呼び方の法則を覚えてしまう方が楽ですよ。

(3)風力の表し方と天気の書き方

 最後に風力の表し方です。
 風力は風力0~風力12までの
13段階
で表します。(意外とみんなひっかかります)

 それでは風力の表し方ですが、
風力1~6までは棒の右側だけに書いていき
風力7~12は左側に足していきます
 それでは実際に書いていくのですが、せっかくなので「天気」「風向」「風力」をまとめて書くことにします。

 では、問題です。
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【例題1】「快晴」で「南西の風(南西から吹いてくる風)」「風力3」を表しなさい。ただし、この画面の上を北とする。

            ○
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 できましたか?こういう問題は面倒でも、一度自分で書いてから答えを見るようにしましょう。
 答えは

となります。
 「快晴」だから○の中には何も書きません。「南西」だから左下になります。
 そして「風力3」なので
円の中心から棒の先を見て右側
に線を3本書きます。

 続いて2問目
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【例題2】「くもり」で「北の風(北から吹く風)」「風力1」を表しなさい。ただし、この画面の上を北とする。

            ○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 それでは、答えです。

 できましたか?
 実は、風力は
風力1が一番難しい
のです。
 何が間違うのかというと、
風力1の時は棒の先が出なければならない
からです。
 これには多くの人が引っかかります。
 注意してください。

 では、最後の問題です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【例題3】「雪」で「北西の風(北西から吹く風)」「風力7」を表しなさい。ただし、この画面の上を北とする。

            ○
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 さあ、一生懸命線の数を数えましょう。間違えないように。

 答えです。

 風力7のときは、左側の先に書くことになっています。
 風力7はそうそう書くことはないかもしれませんが、書き方のルールは覚えておきましょう。

 今日も長文になってしまいました。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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